設計屋
     
     
   

2009年08月

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S邸の材木検査・プレカット工場視察を行いました。

   

構造部の木材の寸法・品質に関する検査と同時に、木材プレカット工場の設備・体制の視察を行いました。

今回、木材のプレカットを担当する森林(もりばやし)商事は東京新木場に本社を持つ製材・材木店で、国内に8拠点を持つ大きな会社です。本社のある新木場にプレカット工場を持っていましたが、昨年1月に前橋にプレカット工場を移転しました。

先ず工場の概要、加工の流れ、機械の性能などを工場内で説明していただき、施工図を作成しているCAD室も見せていただきました。引き続いてS邸で使用する材木を、梁材・柱材・土台材・羽柄材の全てを検査しました。

材木の寸法・品質を、設計図・プレカット施工図に基づきチェックした結果、全数合格。工場の設備・作業体制も、ゆとりのある加工機レイアウトで、大変効率的に作業を行っていました。

プレカットにかかる時間はCADの入力時間を除き、40坪前後の住宅であれば概ね半日で完了とのこと。その後、製品自主検査を行い、加工の翌々日には現場に運び込み可能だそうです。

投稿者 sekkei-ya :2009年08月31日10:40

S邸の基礎立上りコンクリートを打設しました。

S邸05立上コン.JPG

布基礎の立上り部分のコンクリートを打設しました。

基礎立上りコンクリート打設時に注意しなければならないことのひとつに、基礎埋込み金物の精度があります。今回の埋込み金物は、土台と基礎を緊結するアンカーボルトと、柱と基礎を緊結するホールダウン金物です。ともに木造建築にとって重要な構造金物であり、精度が悪いと地震時などに力を充分に伝達できず、最悪の場合倒壊ということも考えられます。 

基礎埋込み金物の精度を狂わせないよう、また、ジャンカ(コンクリートが隅々まで行き渡らず空洞が出来てしまうこと)などが発生しないよう、慎重に作業が進められました。

投稿者 sekkei-ya :2009年08月26日16:00

S邸の基礎ベースコンクリートを打設しました。

S邸04ベースコン.JPG

布基礎のフーチング部分のコンクリートを打設しました。

朝方雨が降っていたので、予定通り打設できるか心配しましたが、7時頃には雨は上がり、打設が終わるころには晴れ間も顔をのぞかせました。

今日・明日とコンクリート養生のため現場はお休みです。

投稿者 sekkei-ya :2009年08月22日10:23

S邸の配筋検査

S邸03瑕疵担保検査1.JPG

監理者及び保険会社の検査員による基礎の配筋検査を行いました。

今年の10月1日以降に引渡す住宅から、瑕疵担保責任の履行保証が義務付けられます。(特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律)

以前より躯体(柱や梁などの構造上主要な部分)や屋根などの漏水に関して10年間の瑕疵担保責任の法整備はされていましたが、経済不況による工務店の廃業などによって責任を負えない状況が相次ぎました。

今回の法施行は、住宅の瑕疵担保責任を確実に保証できるよう、供託金を預けるか、保険に加入することが義務付けられ、万が一、施工を行った工務店が倒産しても、工事の瑕疵を原因とした補修工事などの費用は供託金若しくは保険会社から支払われることになります。

S邸では瑕疵担保責任保険に加入し、保険会社の検査員による現場検査が行われます。

今回は第一回目として、基礎の配筋検査を受けました。
先ず検査員の方に所定の事前検査報告を提出し、基礎の概要・状況を報告。続いて現場にて配筋状況を検査していただきました。
鉄筋の種類と間隔、継手仕口の定着長さと各部の補強状況、結束状態とコンクリートのかぶり厚さなどを確認していただき、無事合格。「良く出来ています。」とお褒めの言葉もいただき、職人さんたちもホッと一安心、明日のコンクリート打設に備えて準備に掛かりました。

投稿者 sekkei-ya :2009年08月21日12:49

S邸の基礎配筋を行いました。

S邸02基礎配筋.JPG

お盆休みをはさんで、S邸の基礎配筋を行いました。

敷地と道路との高低差がおよそ40㎝あり、クライアント所有のハーレーの展示収納室の入口を道路側に設けたため、展示収納室廻りは他の部分と比べ基礎の深さが40㎝低くなっています。

基礎の支持は柱状改良杭に載せているため、今回は建物下全面で支える「べた基礎」ではなく、柱直下を連続した帯状の基礎で支える「布基礎」を採用しています。

投稿者 sekkei-ya :2009年08月21日12:31