設計屋
     
     
   

2009年10月

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S邸の配管・配線工事を行いました。

 

給排水・ガス・エアコンなどの設備機器関係配管工事と、コンセント・照明・テレビなどの電気配線工事を行いました。

今回は浴室などの水廻りを2階に配しているため、それら2階水廻りの下階を倉庫類の諸室に充て、給排水時の音対策と漏水時のメンテナンス性を高めています。

近年、家電製品の多様化と普及に伴い、住宅にとってコンセントの数的必要性が格段に高くなりました。特にパソコンとその周辺機器やテレビ廻りのデッキ・ゲーム類などマルチメディア関係は、それぞれに電源が必要なため、想定される位置には多目のコンセントが必要となります。

S邸では家電製品の使用想定場所を除く一般用コンセントも、居住室に2口コンセント最低4箇所、非居室にも最低2箇所設置し、想定外の家電対応を行っています。

また、マルチメディア類設置位置を6箇所想定し、それぞれに6口コンセントと電話配管・アンテナ配線を設けて可能な限り空間の利用形態を妨げない工夫を行っています。

投稿者 sekkei-ya :2009年10月07日12:38

S邸のサッシを取付けました。

  

外部開口部となるアルミサッシを取付けました。

今回は外壁に白と黒の2色を使うため、サッシの色もブラックとホワイトとし外壁色に合わせます。同時にサッシに併設される網戸の網も、サッシの色に合わせ黒と白を使うことにしました。

網戸の網は少し前まで白(半透明樹脂)が主流でしたが、近年は黒い網を使う事が多くなりました。日本は窓を開放する夏季に蚊などの虫が多く、虫の進入を防ぐために住宅の場合、ほとんどの開く窓には網戸を設けます。

この網戸、虫の侵入防止にはとてもよいのですが、風景を見るときや通気量を考えると無いほうが妨げになりません。この状況を少しでも緩和するために、外を見るための窓は嵌殺し(ハメコロシ・開閉しない窓)とし、通気用の窓と分ける工夫をしています。しかし全てを分けることは難しいため、視線の邪魔になりにくい黒い網戸を使って、網戸の存在感を少なくしています。

今回は白い外壁となる南面の主な開口は、景色窓と通気窓を分けているため、サッシ色とのバランスを優先させて、白いサッシには白い網を使うこととしました。

投稿者 sekkei-ya :2009年10月07日08:59