建方が無事終了し、上棟式を行いました。
上棟式は建前(たてまえ)とも呼ばれ、屋根の最も高い「棟(むね)」が無事上がったことを祝うと同時に神に感謝し、以降の工事の安全を祈る儀式です。
一般的には職人さんが主となる儀式ですので、住宅の場合神主さんは呼ばず、大工の棟梁が仕切って行います。また、ハウスメーカーなどの場合は省略してしまうことも多いと聞きます。
今回はクライアントのSさんも棟に上がり、棟の中央に立てられた「幣束(へいそく)」に向かい、上棟への感謝と安全祈願をお願いしました。
上棟の日付・工事名・クライアント名・施工社名を記した棟札が、ここに住む人々の生活を見守り、この建築の歴史を記す証(あかし)として、家の頂に祭られます。