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旧秋元別邸の門塀が完成しました。

館林市のつつじが岡公園の一角に「旧秋元別邸」があります。
群馬県自然環境課より委託を受け、古くなった門塀の改築設計を行ないました。
様々な素材と形態の検討を重ね、最終的に周辺環境に調和した、伝統的な素材・形態となりました。
門柱には12寸角のヒノキ材を使用し、その他の木材も全て耐久性をもったヒノキで構成しています。
腰壁は下見板、上部壁は漆喰塗り、雨よけのためノシと半丸の瓦を載せています。
門柱の笠と足元、また壁の水切りには銅板を使用し、全体として時間の経過とともに「古美びる」ことを意識しました。
主役である建物の一部にも同様の素材構成を見る事ができ、歴史的な景観を損なうことのない改築ができたと考えています。